なかなか新車は売れない時代です。
その理由のひとつは、若者が車に興味を示さなくなったことがあげられます。
一方で中古車に対する市場は活況を呈しています。
つまり簡単に車を売買できるようになりました。
これに合わせて買取業者も増えています。
そんな中、少しでも高い価格で自分の車を査定してもらうためにはどうすればよいのでしょうか。
まずは現状の相場を知り、車買取の良い業者を探すことなのかもしれません。そこで業者探しについて調べた情報を共有していきたいと思います。
車買取査定を詳しく見てみよう!
車買取には王道の手順がある
車買取には王道とも言える手順があります。
以下で紹介する4つの手順を確実に踏んでいけば、甘い言葉に騙されることもありません。納得できる価格で売れるでしょう。
手順1 初めはネットによる一括査定で相場を知ろう
何でもネットでできる時代です。車の査定もネットによる一括査定を試してみましょう。メーカー、車種、年式、走行距離などの必要事項を入力すれば、自分の車に対する現時点での客観的な評価が直ぐに表示されます。
もちろん表示されるのは、あくまでもおおよその相場です。この相場とは、その車種に対する現状の需給状況を示しています。求める人が多ければ価格は上がる、いわゆるプレミアがつくこともあります。逆に需要がなければ下がります。
言い換えると、よほどのこだわりがない限り、車を買う際は、将来的な売却を見越して車種を選ぶべきです。
とはいえ需給関係は時期によっても違います。極端に言えば、一週間違うだけで大きく変動することも稀ではありません。そのため査定された価格には有効期限があります。それを確認してから検討しましょう。
手順2 複数社に絞って具体的な見積りをもらおう
おおよその相場がわかり、その価格で実際に売る意志があるのなら、今度は複数社に絞って具体的な見積りをもらいましょう。一括査定でヒットしたサイトもしくは業者にメールやLINE、電話などで連絡しましょう。
ほとんどの車買取業者は、無料で査定します。お店に行かなくても出張してきてもらえます。遠慮せずにお願いしましょう。
その際には、どういう理由でその価格になるのか、詳しく教えてもらいましょう。丁寧な業者かどうか、チェックができます。
なお「即決すればサービスします」などの甘い言葉もありますが、その場で決めてはいけません。「検討します」と言って当日は終えましょう。複数社からの見積りを比べることが、車買取で後悔しないための秘訣です。
ただしこの場合も、査定された価格には有効期限があります。注意しましょう。
手順3 決めた一社と相談しよう
もらった見積りを比べて最終的にはひとつの業者を選びます。それぞれが全く同じ金額になることはないでしょうが、似た価格になっているはずです。それがあなたの車種に対する世間の相場です。安くても高くても、まずは納得すべきです。
付帯サービスを含めて自分の条件に合いそうな業者と相談しましょう。ここでは実際に車買取をしてもらうための具体的な査定をしてもらいます。
この際、変な隠し事は禁物です。傷の有無や事故歴などを打ち明けた方が、相手も心を開いてくれます。査定に対するプラスアルファもあるでしょう。結局は人間関係です。信頼できる相手になれば、価格が上乗せされる可能性も生まれます。
手順4 納得できなければ別会社を探そう
もちろん納得いかない場合もあります。交渉決裂です。その時は、別の業者にお願いしましょう。もう一度一括査定からやり直しても良いし、全く別の業者や知人の紹介で見積りをもらった相手などでもOKです。
車種に対する現状の相場など妥協すべき点はありますが、譲れない一線は妥協してはいけません。ちょっと強気になることも、車買取を成功させるコツです。
車を買い替えるなら下取りという方法もある
「車を売る理由」はいろいろあります。もし、新しく買い替えることが目的なら、買うお店で下取りしてもらう方法もあります。そちらの方が査定される価格が高くなることも多いです。
簡単に下取りと言っても、次に新車を買うか中古車を買うかによって、下取りのタイプが変わってきます。
下取タイプ1 ディーラーに下取りしてもらう
新車で購入し、それと同じメーカーで買い替える方法があります。この場合はディーラーで下取りしてもらいましょう。これが一番基本かつ安全で確実な車の売り方および買い方です。
新しく買う車のディスカウント、オプション追加も可能です。お得意様になれば、定期点検や車検などを割安な価格でお願いできるでしょう。
提携する保険が安くなったり、サービスも充実しています。メーカーを替える意志がないなら、車買取の査定をお願いする前に、一度はディーラーと相談し、下取りした場合の価格などを具体的に尋ねてみることをおすすめします。
下取タイプ2 中古車ショップでも下取りしてもらえる
今の車が中古車であっても、それを買った中古車ショップで下取りしてもらうことが可能です。自分が売った車なので査定も簡単です。
もちろんそのお店で再び購入することが前提条件です。お得意様になれば、新古車などの掘り出し物を紹介してもらえるでしょう。
とはいえ買わないなら単なる売却であり、車買取になります。するとシビアな査定になるかもしれません。元が中古車なので、プレミア付の車種や年式ではない限り、高値を期待してはいけません。
車買取の前に確認しておくこと
とりあえず相場を知りたいだけであっても、中古車の査定をお願いする場合は、以下の3つのポイントをしっかり確認しておきましょう。二度手間になると面倒です。
確認点1 車の情報
売りたい車のメーカー、車種、年式、色を確認しましょう。基本的な内容は車検証を見ればわかります。
もちろん車検証はありますね。これがないと売却も難しいです。なくした人は、車検をお願いした整備場もしくは車を買ったお店で相談しましょう。
走行距離も価格に影響する項目です。これはメーターを見ればわかります。とはいえ勝手にメーターをリセットしてはいけません。改竄疑惑を持たれると、査定に響きます。
確認点2 傷や不具合の有無
車買取を考えたなら、自分の車を今一度見直してみましょう。小さな傷などはないでしょうか。荷物を出し入れした際、トランクに傷がついたかもしれません。またシートのシミなども査定に響きます。
ダッシュボードやガラスの傷もありがちです。エンジンルームも必ず一回は確認しましょう。ベルトのゴムが摩耗していたり、海沿いの家に住む、ドライブが多いなら錆も発生しがちです。新しい年式であっても油断はできません。
悪徳業者でなくても、傷やシミ、不具合などを理由に価格を下げられる、支払い時に難癖をつける事例も少なくないようです。
中古車の場合は、買った際に気づかなかった傷があるかもしれません。そういう意味でも、買う側と売る側の双方でチェックしあい、書面で残しておくことが重要です。スマホで証拠写真を撮っておきましょう。
確認点3 装備品やオプションは揃っているか
中古車や新古車を問わず、買った時から増えた、逆に減った物はあるでしょうか。新車で購入したなら装備品、純正部品は揃っていますか。またオプションで付けていた部品はそのまま残っているでしょうか。さらに新しく付け足したパーツ類はありますか。
車買取の基本は、現状維持です。初めから加えもせず減りもせず、それが一番です。特に減った場合は査定に影響します。大事な物がなければ、車検が通らない、売り物にならない可能性があるからです。
一方で追加した場合は、その物によります。プレミアがつくこともあります。車種によってはオプションも見積りをする際の価格を上げる要因になります。追加パーツに関するリストを作っておくと、査定がスムーズに進むでしょう。
自分の愛車を少しでも高く売る方法は
少しでも車買取を有利に進めるにはどうすれば良いのでしょうか。査定される価格を高くできる方法を考えてみましょう。
方法1 日頃からメンテナンスをしておく
日本のメーカーなら、そう簡単には壊れません。中古車であっても最初の車検までどこもトラブルは起きないはずです。そのため日頃から定期点検、メンテナンスをしていれば、査定される価格がそんなに下がることはないでしょう。
そもそも始業点検は運転手の義務です。毎朝ボンネットを開けて、ラジエータやバッテリーの容量、ファンベルトの摩耗、エンジンオイルの状態、その他傷の有無などを確認すべきです。
タイヤの傷も査定に際して重要なチェックポイントです。溝に小石などが挟まっていないでしょうか。スペアタイヤは使える状態になっていますか。万が一の際を考えておきましょう。
小さな不具合が大きなトラブル、事故につながります。事故車になってしまえば、ほぼ車買取は不可能です。下取りも期待できず、スクラップと同等の価格になります。
方法2 査定を受ける前は掃除をする
査定をする業者はプロですが、やはり人間です。きれいな車なら古い年式の中古車でも高い価格で買ってくれます。つまり追加の整備コストをかけなくても高く売れるからです。
ミエミエであっても査定をお願いする前には掃除しましょう。タイヤ付近に泥はついていませんか。座席の下にゴミはありませんか。ちょっとした気遣いで価格は変わります。
汚い商品を売るお店はありません。車買取に際してはオーナーが売り手です。いかにして高い価格で買い取ってもらうか、そのための労力を惜しんではいけません。
方法3 過度な修理は不要です
おかしなところは修理しておくと査定に有利です。また掃除はマナーでもあります。とはいえ修理代が買取の価格より高くなれば意味がありません。
修理する場合も、複数の業者から見積りをもらいましょう。それが何万円にもなるようなら、止めた方がよいでしょう。買取業者は、壊れていても必要な車種や年式であれば買い取るし、需要のない車種であれば新古車でも買い取りません。
明らかに壊れている、パーツが不足していても、まずは業者に相談しましょう。最善の方法を教えてくれるはずです。翌月に車検を控えていても、無理に車検を受ける必要はありません。
なお小さな傷を自分で修理する人がいます。ホームセンターなどで修理キットが売らているからです。ただし素人が修理した痕は直ぐにわかります。それが査定に悪影響を与えることもあります。売ることを決めたら、変な小細工は止めましょう。
方法4 買った時の状態に戻す
車買取の基本は現状維持です。自分で買い足したパーツ類は外しておきましょう。アルミホイールやエアロパーツなどは、あくまでも個人の趣味です。次のユーザーも欲しているかはわかりませんので、査定する価格は変わりません。
とはいえ追加パーツが不要の場合は、見積りのために出張してきてもらった際に相談しましょう。一括査定してもらえることもあります。
カーナビも初めから装備されていたものでなければ、外しておきましょう。とはいえ自分で外せない場合は無理をせず、買取業者に外してもらうことも可能です。
方法5 需要が増える時期を考える
一括査定であっても時期によって価格は大きく変動します。車は長期保管できますが、流通品と考えれば生ものです。鮮度が要求されます。買取した車を直ぐに売りたいのが商売人です。そのため車の需要期は、見積りされる価格が上がります。
例えば以下のような時期は、価格が上がります。
・ゴールデンウィーク・夏休みなど:行楽シーズンも一括査定の狙い目です。
・秋:最近は秋も需要が増えます。人事異動が多く連休もあるからです。
・冬:スキー用途も見逃せません。
一見すると中古車への需要が続いているようにも思えますが、ある意味では短期決戦です。これは一括査定をしてみるとわかります。価格が上がったり下がったりします。その売り時を逃さないコツも求められます。
方法6 業者による違いを知る
同じメーカー、車種、年式、似たような走行距離であっても、業者によって価格が異なります。地域に密着した中古車ショップと全国展開をしているチェーン店とは考え方が違います。
地方のお店は、当該店舗のみで販売します。そのため需要が限られるので、高値での車買取は難しいでしょう。とはいえ地域特有の相場があります。例えば軽自動車が売れ筋、あるメーカーの中古車が強い地域などです。
一方で大手業者は、売却力が違います。北海道で仕入れた車を沖縄で売ることもあります。そういう意味では幅広く購入してくれるでしょう。どうしても売りたいなら、全国チェーンがベストです。
業者による違いを知っておくだけでも、見積りで失望することはありません。
方法7 オークションや個人間売買には注意しよう
最近は中古車でもオークションやスマホアプリなどを利用した個人間売買が行われています。中間マージンがないので高い価格で売れるからです。
とはいえ注意点もあります。例えば、お互い素人なら、
・傷やパーツの有無によって水掛け論が起きる
・車検の時期や年式の間違い
などありがちなトラブルです。
また悪徳業者が紛れている可能性もあります。難癖をつけて安い価格での車買取を企んでいるようです。信用できるサイトやアプリを選びましょう。
まずは査定してもらいましょう
車買取のスタートは、査定してもらうことです。査定は無料です。
意外な価格を提示してもらえれば、心が動くかもしれません。とはいえ車は生ものでもあります。一括査定の有効期限を知っておきましょう。需要が長続きする中古車は多くありません。
中古車バイク買取査定地域一覧
地域 | 都道府県名 |
北海道 | 北海道(札幌) |
東北 | 青森県 / 岩手県 / 宮城県(仙台) / 秋田県 / 山形県 / 福島県 |
関東 | 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都(新宿 池袋 渋谷) / 神奈川県(川崎 横浜) |
中部 | 新潟県 / 富山県 / 石川県 / 福井県 / 山梨県 / 長野県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県(名古屋) / 三重県 |
関西 | 滋賀県 / 京都府 / 大阪府(なにわ 難波) / 兵庫県(神戸) / 奈良県 / 和歌山県 |
中国 | 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 |
四国 | 徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 |
九州 | 福岡県(博多) / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県(那覇) |